地盤調査って具体的になにするの？
地盤調査は、建物を建てる前にその土地の地盤がどのような状態にあるかを調べる作業です。
地盤が弱い場所で建物を建てると、将来的に地盤沈下や傾きが生じる可能性があるため、調査を行って安全性を確認してから建物を建てます。
では、具体的にどうやって調べるのか。
一般的な調査方法として測定器を地表面に設置し、地盤の状態を計測する方法があります。
土の上だけでなく、土間コンクリート面やタイル貼り面でも実施できるため、さまざまな場所で実施可能です。
調査中に使用される測定器は、音や振動を発生させることがないため、生活環境に配慮した方法で、周囲に迷惑をかけずに行うことができます。
さらに、調査は1カ所あたり約20分程度と短時間で済むため、近隣の迷惑になりません。
短時間で効率的に測定ができるため、広い範囲も1日で測定可能です。
地盤調査にはさまざまな方法がありますが、「微動探査」と呼ばれる方法も駆使することがあります。
これは地盤の振動を測定して地盤特性を推測する調査法です。
地盤がどれくらいの揺れやすさを持っているかを予測できれば、高層マンションなどの建築物の建設に耐えられるエリアなのか調査できます。
微動探査も組み合わせることで、地盤の状態を深く理解し、最適な建設計画を立てることができます。